パクリ疑惑


 

なるほど・ザ・バカゲーの祭典の掲示板をお騒がせした件について、自分なりの見解をまとめました。
尚、以下に記すことは、全て当サイト管理人B.Bの私見であると理解していただきたく。

 

 2004年3月5日。

 「なるほど・ザ・バカゲーの祭典」なる、ゲームレビューのコンペ大会が開催されているという話を聞いた私は、興味を覚え、見物に行きました。

 その時は既に予選リーグも終わり、決勝戦も佳境にさしかかっていたので、とりあえず予選を勝ち抜いたテキストにでも目を通してみようと、まずはBリーグを勝ち抜いた「チェルノブ 戦う人間発電所」のレビューをクリックしました。

 かつて同じくチェルノブを題材にしたレビューを書いた人間として、何よりレトロゲームに並ならぬ思い入れを持っている一人の趣味人として、この怪作をどのように料理してくれたのかと強い興味を持ち、ページをスクロールさせながらじっくり読み始めて、その数分後。

「……パクりやがったな、この野郎」

 とりあえずメモがわりに、「あんたこのレビューどう思う」と題した投稿を掲示板に寄せ、その後、日記に改めてこの事を書きました。

 それを見たと思われる誰かが、バカゲーの祭典の掲示板でそれを指摘し、すると翌日にレビュアー本人から、「よく似ていますねー、でもパクリじゃありません」という返答が。

 その後は、あちらのログを見てもらえばわかる通り、もう非常にみっともない事をしでかしてしまった次第です。

 無用な騒ぎを起こしてしまった事に関してはもはや弁明の余地はなく、主催者の夢幻将和さんと関係者の方々に、この場を借りて深くお詫び致します。誠に申し訳ありませんでした。

 私が怒りに任せて起こしてしまった一連の騒動に関しては、100パーセントこちらに非があります。これについて言い訳をするつもりはありません。

 しかし、その行為自体は間違っていたものでも、その怒りの大元の理由までは決して間違ってはいなかったと、これは今でも固く信じております。

 

 以下、私があのレビューについて何故激しい怒りを覚えたか、その原因について書き記していきたいと思います。

 それに先立ち、まずは私が書いたチェルノブのレビューと、祭典に寄せられた書下ろしのレビューに、果たしてどういう類似点があるのかを検証していきます。

 

  • 私(B.B)が一昨年書いた「戦う人間発電所」

  • カズユキ氏の書いた「チェルノブ」レビュー(「なるほど・ザ・バカゲーの祭典」の予選に出展)

     

     

     比較検証は以上です。
     これをどう見るかは皆様の判断に委ねますが、私は「これほど似通った点がありながら、『偶然』という言い訳が通るわけがないだろう」との立場を取ります。

     一つ二つのちょっとした類似点ならリスペクトとも言えましょうが、疑わしいレベルの記述がここまで存在する以上、少なくとも、疑惑を持たれるのは仕方のない事ではないでしょうか。

     言うほど疑問点は多くないぞ、思い込みが激しいんじゃないか?と仰る方もおられるかもしれませんが、先方のテキスト量と疑惑部分の比率を取って考えれば、これは決して少ないとは言えないと思います。

     そういえば祭典の掲示板で、「丸パクリでなければパクリとは言えない」という意見が見られました。
     しかし、文章の丸パクリなどよっぽど知恵の足りない人間のすることであり、多少なりとも頭が回るなら、ある程度はアレンジを加えてくるはずでしょう。丁度、このレビューがそうであるように。
     私が明らかな喧嘩腰であちらに乗り込んだため、売り言葉に買い言葉でこういう台詞が出てきてしまったんだろうとは思いますが、それでも正直、
    「これがパクリじゃないなら、お前らがあれだけ憤っていたディズニーの『アトランティス』は何なんだ」
     と吐き捨てたい衝動に駆られました。

     閑話休題。

     チェルノブレビューを読んだ後、折角だからと思い、カズユキ氏の書いた他のレビュー(決勝用の「慟哭、そして…」レビューと、先方のサイトで公開されているモノ)にも一通り目を通してみました。
     が、お世辞にも「面白い」と言える出来のものなど一つもなく、対象に対する思い入れなど全く感じられない、食い散らかしたとすら言えない酷い出来のテキストばかりでした。

     「それは舞い散る桜のように」については、「序盤だけは最高」としか語っていません。
     「R-TYPE」については、「難しい」としか語っていません。
     「メタルマックスリターンズ」については、「デコ偉い!」としか語っていません。
     決勝用に提出した「慟哭、そして…」すら、「難しい、死に様が豊富、エロい」としか語っていません。

     それらレビューの全てが、具体的なゲーム内容の紹介など全くしていない、ただの芸のない感想の垂れ流し。
     R-TYPEレビューと称しているにも関わらず、この作品を語る上で絶対に外せないはずの「波動砲」「フォース」という単語が影も形も見られないのには、もはや閉口して語る言葉もありませんでした。

     普段からその程度のモノしか書けない人間が、何故チェルノブレビューに限ってあれだけ具体的なツッコミ所を用意できて、その上予選突破し得るだけの質の文を仕上げることができたのでしょう。
     そして何故決勝に上がった途端、具体的な面白さなど何一つ語らない曖昧で出来の悪い、元の作風に戻ってしまったのでしょう。

     ここまで来れば、私が「パクリだ」と頭ごなしに決め付けるには、もう十分です。

     

    「実力の完全に足りないボンクラ小僧が、たかが自分の虚栄心を満たすためだけに文章を剽窃し、
     しかもそれを自分のオリジナルだと詐称し、コンペの場に出展した。」

     

     仮に文章を剽窃していたとしても、こちらより一枚も二枚も上手の作品を作り出していたならば、話はまた違ったものになっていたでしょう。
     しかし残念ながら先方と当方のものは、最大限贔屓目に見ても互角の出来。
     下敷きにした作品の印象を強く残しつつ「互角の出来」というのは、それは即ち、オリジナルに敗北したということに他なりません。
     何故互角程度のものしか仕上げられなかったかという理由の考察は、前述した通り、手っ取り早く言えば腕が足りないからでしょう。

     また、これがもし自サイトで公開するためだけに書かれたレビューだったなら、私もここまで怒りを感じなかったと思います。
     むしろ苦笑交じりに「大概にしておけよ」と呟きつつ、内心はそれを喜んでいたかもしれません。

     ですが、このレビューが発表されたのは、あのクソゲー竜王戦の流れを汲む、私の知る限り最大規模のレビューコンペの場です。

     そんな名の通った品評会で、二束三文の包丁を作るのがやっとの野鍛冶風情が、人様がそれなりに心血注いで作った日本刀を、足りない腕で勝手に打ち直してくれた挙句、「これは私が一から作り上げた作品です、凄いでしょ?」

     頭に血が上りました。

     明らかに自分より腕の劣る人間に大きな態度を取られただけなら、平然と聞き流すこともできましょう。
     自分のモノを掠め取られて曲げられただけなら、まだ黙っていることもできましょう。
     しかしそれらが一連で、しかも全て公衆の面前で堂々と行われたわけです。
     公然と、あらゆる意味で私のことを侮辱してくれたも同然でした。

     その後、私があの場で何をしでかしたかということについては、皆様ご存知の通りです。

     祭典の掲示板で品のない言葉をわめき散らし、あの場におられた方々に不快感をもたらしてしまったことは、重ね重ねお詫び致します。
     思慮分別を欠いた行動だと責められても、私には何の反論もできません。本当に申し訳ありませんでした。

     しかし、繰り返しになりますが、私の為した行動自体の是非はともかく、私が怒りを感じた理由そのものに間違いはなかったはずだと、これは今でも一点の曇りなく確信しております。

     

     以上に書き記したことを理解、共感してほしいとは申しません。

     ただ、私が怒りを感じた理由と、私がそういった理由で怒りを覚える人間であるという事をわかって頂きたく、また、自分自身の感情に対してきちんとケジメをつけたいという個人的な動機から、こうして筆を執った次第です。

     最後に。
     今の私には、これ以上カズユキ氏を叩く気も、「パクられた」ということを殊更に世間にアピールする気もありません。
     ですが、ここに記した自分の意見に訂正を加える気も、このテキストを撤去する気もありません。
     これを読んで何を思われるも皆様の自由です。しかし、その後はどうか、何も言わず静かに見守って頂きたく存じます。

     

    平成十六年三月十三日
    「The Howling Wolf on the Moon −月面に咆える狼−」 主宰 B.B(emittai@infoseek.jp)


    平成十六年三月十九日・追記

     祭典トップで主催者様から直々に批判を頂きました。
     主催者としてどうしても見過ごせないのはわかりますが、そうやって明らかに煽るような書き方はいかがなものかと。
     道徳論の問題でなく、そういう書かれ方をされると、こちらとしてもこんな風に一言返さざるを得なくなり、事によるとそれが原因で泥沼になってしまうこともあり得るわけで。
     ただ一言「私にはこの論理は承服しかねます」と添えて下さっただけなら、私は何も言えなかったでしょうに。
     よりによって、貴方が私の二の轍を踏んでどうしますか。それも掲示板ならまだしも、サイトのトップで。

     それと、そちらの仰ることには何も反論は致しません。
     全て此処とそちらの掲示板で言い尽くしたことであり、最終的には「意見の相違」という結論になるだけですから。


    平成十六年五月二日・追記

     このテキストが上げられた時点で、掲示板のログを初めとするサイト内の事件関連の記述を完全に削除する。
     そうされれば、こっちは泣き寝入りするしかないし、例え噛み付いても「終わりにすんじゃなかったのかコラ」と四方からボコボコにされてお終い。
     つまり、こちらにとって一番堪える対処は、「最初からなかったことにされる事」だったわけで。

     そんなわけで、祭典トップと掲示板の該当ログを保存。(トップ 該当スレッド
     スタイルシートの関係で外観が多少異なりますが、文面そのものには一切手を加えておりません。草々。


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