独り言・拡張版


 

− 高校時代の思い出 −

 

俺がまだ高校生だった頃、一コ下の後輩(アニヲタ)がこんな事を言ってました。

 

「アニキ、俺絶対、県外の大学行きますよ。このまま広島にいるなんて、島流しと同じじゃないスか。」

 

島流しとはまあ随分過激な表現ですが、彼は一体、広島の何がそんなに気に入らなかったのでしょう?
ヒントは、彼が生粋のアニメオタクだったということ。

ちなみに俺がアニキと呼ばれてるのは全く関係ありません。
同じ高校に弟が通ってたんで、弟を知ってる連中からアダ名がわりにアニキと呼ばれてただけです。本当です。

で、わかりましたか?彼がそんなに広島から出たがってた理由。

そんなわけで解答編。

実は広島には、あのアニヲタ御用達のTV局、テレビ東京系列局がないんですな。

俺が高校生だった頃は、インターネットというのはまだまだ知る人ぞ知るマニアックなもので、今みたいに一家に一台PCがあってネットなんざ出来て当たり前、というほどの普及率を示してはおりませんでした。

そのため当時大人気だったエヴァやナデシコは、雑誌等で評判を聞くばかりで実際に見ることなどできず、その羨望の念が、彼らを県外移住へと駆り立てたのであります。

しかも、今でこそ広島にも「とらのあな」や「メロンブックス」などが軒を連ねてますが、当時はアニメショップなんてのは、秋葉原の中規模なグッズ屋に毛が生えた程度のものが一軒存在するだけ。

こんなアニメ僻地に住んでれば、島流しと言いたくなる気持ち、少しぐらいわからんでもないです。

そういえば当時、広島ではアサヤンを深夜番組でやってて、それを毎週見てた友達(notアニヲタ)が、後日大学に入ってしばらくしてこんな事を言ってました。

 

「アサヤンなんてすげー番組を深夜にやるぐらいだから、テレ東のゴールデンタイムって相当なモノなんだろーなって思ってたら、何のことはねえ、こっちに来てみりゃアレもゴールデンの看板だったよ、クソっ。」

 

嗚呼勘違い。

まあこのように、アサヤンとかなんでも鑑定団みたいなテレ東の人気番組をいくつかこっちで放映するってことはあったんですが、何故か当時のアニメに限っては、ポケモンを早朝に放映してるだけでして。

おかげで俺は毎日のようにヤツらの愚痴と、部室のスピーカーから流れる大音量の「残酷な天使のテーゼ」を聞かされてたもんです。
対抗して「太陽戦隊サンバルカン」を流したらゲラゲラ笑われてしまったのも、今ではいい思い出。

よくよく考えりゃ俺、当時から水木一郎とかささきいさおとか大好きだったなあ。

「三つ子の魂百まで」とはよく言うたもので。

 


 

− ナイフ −

 

男なら誰でも一度は通る道、なのかどうかは知りませんが、思春期の少年には、刃物の類に対して何やら妙な思い入れを持っている人間が少なくないようで。

かく言う俺にも、思い当たる節が多々あります。

小学校の時は教室にいる間中ほとんどカッターナイフを手放さなかったし、中学の時は当時マイブームだった「ブラックエンジェルズ」の影響で(マジ)、技術の時間に余った針金をくすねて、雪藤スポークを作って持ち歩いたりと。

同級生には、肩がぶつかったのを注意されただけでナイフ出して凄んだという、漫画に出てくるチンピラみたいなヤツもいました。

が、極めつけは何と言っても、修学旅行の飛行機に乗る時にポケットに入れたナイフが金属探知機に引っかかり、「え?これ持ち込んじゃいけないの?」と職員に真顔で聞いていた彼でしょう。

「くされ天パー」とあだ名されてた、似合わないバンダナが登録商標(和訳)の男でしたが、今何処で何してるやら。

で、少々話を戻すと、俺達が高校生だった時分に一番流行だったナイフは、やはりバタフライナイフでしょうな。
(空港で注意された彼が持ってたのは、趣味も出来も悪い地味な飾りナイフでしたが)

一時期「キレる17歳の凶行」なんてのが新聞紙面を賑わせてたせいで、大分ブームが下火になったという話は聞きましたが、今はどうなんでしょうね。

正直に言うと、高校生の時はバタフライナイフに憧れてました、俺。
カッコ良く見えたんですよね、あのクルクルと回って素早く刃が出し入れされる様が。

子供だったなと思いますよ。あんなチャラチャラした物を欲しがってたなんてね。

肥後守に比べりゃあんなモノ、刃物とすら呼べないような中途半端な玩具。
貴様等にそんな玩具は必要ない。(ストライダー飛竜)

多分皆さん、肥後守(ひごのかみ)なんて御存知ないでしょうな。
40年以上昔、学生の間で鉛筆削り用に用いられてた、収納式のナイフです。刃渡りは10cm弱。

中学生以上なら持ち歩いてて当たり前という生活必需品だったんですが、当時の社会党委員長だった浅沼稲次郎が、学生に肥後守で刺されて死んだという事件があってから徐々に使われなくなり始めます。

やがて鉛筆削り機が登場し、鉛筆を削る以外の用途をほとんど見出せない肥後守は、完全にこの世から消えたかに思われました。

ところがどっこい、21世紀になってもう2年経つというこの御時世に、まだまだ生きてた肥後守。

ロープを買いに立ち寄ったホームセンターにたまたま売られていたのを見かけた俺は、迷わず購入しました。
価格は税抜で三百円也。

早速家に持って帰って、パッケージを開いて手に取ると、いや、何と言うか……

カッコイイ。

コレはあまりに安い買い物でした。多分、千円で買っても俺は後悔しなかったでしょうな。

まさしく機能美の極致。

飾りやメッキなど全く施されていない柄に収納された、わずかに反りの入った両刃のナイフ。

携帯する、物を切るもしくは削るという点のみを追求した、まさに「シンプル・イズ・ベスト」な道具。

ステンレスのピカピカした輝きが、また無骨で男らしいじゃないですか。

しかもカッターナイフのような「使い捨て」の刃物ではなく、上手く使えば末長く付き合っていける代物。

こんな物言わぬ古臭いナイフに、突き詰められた思想がギッシリ詰まってる。

知恵って素晴らしーね。最高。

 


 

− ブレード −

 

……一番面白いアニメでございますか?

侍ジャイアンツ、シンプソンズ……色々とございますなァ……

ただ、たった一つだけと言うならやはり……

Dボゥイも相羽タカヤも今ここで死んだ!俺はテッカマンブレードだ!!宇宙の騎士テッカマンブレードでございます。


タメ張るといえば、北斗の拳ぐらいか。(但し2は除く)

判断基準は、どれだけ俺の心に深い痕跡を残していったか。

ちなみにトップはブレードで、僅差二位が北斗、大分下がって三位はアイアンリーガーと獣神ライガーの争い。

テッカマンブレードは俺が12歳、中学1年の時の作品。

上に載せたロゴは、当時買ったプラモの箱からスキャンしてちと手を加えたモノです。

思い返してみれば、中1の時って、色々なものに出会ってるんだよなぁ、俺。

今はあまり聞かなくなったけど、長渕剛を聞き始めたのがこの頃。

同時並行でブルーハーツにハマったのもこの頃。

ZとZZぐらいしか知らなかったガンダムに、実は他にも色々なバリエーションがあると知ったのもこの頃。

ネオジオの100メガショックにメロメロになって、毎日のようにゲームコーナーに通い詰めてたのもこの頃。

チェルノブに触れてデコゲーの深さを知ったのもこの頃。

ちょっと話が逸れてしまった。話題を戻して、テッカマンブレード。

こないだレンタル屋から全巻借りてきて、およそ10年ぶりに鑑賞してみました。

「ああ、借りてよかった」(一言感想)

ツッコミ所満載。

ペガスの開発期間あまりにも短すぎとか、対消滅エネルギーを甘く見すぎとか、脳神経核が崩壊して記憶喪失だけで済むはずないだろとか。

中でも一番笑えるのは、Dボゥイ・相羽タカヤの弟シンヤ。

双子という設定なのに全く似てない

しかも登場する度に顔つきが変わり、最終決戦時には金髪になるという暴挙にまで及んでいる。

いや、作品自体は非常に面白いですよ?

ミユキの最期はメチャクチャ燃(萌)えたし、シンヤのボイスメッセージには泣かされたし。

ただ、年を食うとついつい、別の視点からも作品を見るようになってしまうんですなあ。

大人になるってこういうことか。やだやだ。

ん?OVAのブレードII?

そんなものが存在したのか、初めて聞いたぞ。(明後日の方向に目を逸らしながら)

 


 

− ジンクス −

 

ジンクス(jinx):縁起の悪いもの。また、広く因縁があるように思われる事柄。
(広辞苑より抜粋)

いわゆる「二年目のジンクス」(プロ野球で一年目に大活躍した新人は、二年目はパッとしない)というのが、おそらく日本で最も有名なジンクスというものじゃないでしょうか。

他にも「工藤公康は活躍した次の年は全く働かない」とか、「キャラ物ゲームに名作無し」とか、「北斗現れるところ乱あり」とか、世の中には色々なジンクスがあります。

皆さんは、個人的なジンクスというものをお持ちでしょうか?

俺にはあります。それも二つも。

まず一つ目は「女が絡むと間が悪くなってしまう」

恋愛感情の有る無しに関わらず、女の子と仲良くなると、もう漫画みたいに間が悪くなります、俺。

例えば、

相手の携帯に連絡したら、たまたま都合が悪くて繋がらない時間帯だったとか、

一緒に遊びに行こうと約束したら、当日ドタキャン食らったとか、

俺の送ったメールのせいで、相手の彼氏がヤキモチ焼いて破局の危機とか、

もうしょっちゅうです。特に当日ドタキャンは、統計すると50%以上の確率で起こってます。

それも女の子なら誰でもというわけじゃなく、結構仲良くなったコの時に限ってなんだよねぇ、これらのジンクス。

いつかどっかの神社でお祓いしてもらおうと、七割方本気で考えています。

で、そんな俺様のもう一つのジンクスが、コレ。

「愛用した煙草は、近いうち必ず姿を消す」

俺が煙草を吸い始めたのは確か、二十歳になるかならないかっていうあたりでした。

それまであまり煙草は好きじゃなかったんですが、まあファッション感覚で、と吸い始めたのがそもそものキッカケ。

それ以来、吸ったり吸わなかったりを繰り返し、ヘヴィスモーカーになりそうでならない微妙な立場のまま今日に至ってます。

三年前、俺が最初に愛飲した煙草が「サラトガ」

初心者が吸うには少々重い煙草でしたが、ひねくれ者の俺はセブンスターとかハイライトとか定番の銘柄を吸うのがとにかく嫌だったので、奇を衒ってこんな物に手を出したのです。

しかしサラトガは、それから半年も経たないうちに廃番。

仕方ないので次に手を出したのが、オーストリア産の「メンフィスブルー」

これはまだ廃番になっていないのですが、いつの間にか俺の周りから姿を消してしまい、現在これを吸うためには、尾道まで行って買ってこなければならないという状況になってしまってます。

メンフィスが吸えなくなって、次に手を出したのが「ジョーカー」

巻紙が焦茶色の、普通の煙草より若干ロングサイズという特徴的な銘柄で、俺も含めて一部に根強いファンもいたようですが、これも吸い始めて一年ちょっとで廃番。

何か嫌な予感がしつつも、次に手を出したのが「SELECT」

別に味とかに際立ったものがあったわけじゃないですが、地味なグレーのダサい箱がちょっと気に入ったので、それだけの理由で愛用してました。

しかしそんな特徴のなさがアダになったのか、去年いっぱいでコイツも廃番。

……愛用の煙草が三年で4回も変わってて、しかもその理由が全部「手に入らなくなったから」。

ネタのように聞こえるかもしれませんが、申し訳無い、女絡みのジンクスも含めて全部実話です。

ちなみに俺が現在吸っている煙草は、JTが誇る最強のハードパンチャー「ショートピース」

わざわざ50本詰めの缶(通称ピー缶)を買ってまで吸ってるんですが、コイツも近いうち消えてしまうんだろうか?

関係ないかもしれないが、JTの広島工場も閉鎖しちまうって言うし。

どーなるんだろねえ。

 

ところで煙草といえば。

中村日出夫という空手家はその昔、「煙草の害悪をこの身で確かめる」と言って、日に200本以上喫煙するという生活を送ってたらしい。

そしたら自室の天井も壁もヤニで変色してしまい、「こんなものが体にいいわけないですよ」と弟子に諭され、「そうか、ならやめよう」と言ったきりあっさり禁煙してしまった、という。

そこまで煙草にのめりこんでない俺でも、禁断症状が出るとちょっと苦しいってのに、そこまでスパスパやっときながら、よくそんな簡単にやめられたモンだよ。凄え。

ちなみに俺はこの話を聞いた時、板張り天井の小汚い部屋の中にどっかりと胡坐をかいて、ピー缶を手元に置いて不機嫌そうなツラでスパスパ煙草を吹かすオッサンの姿が思い浮かんだ。

 


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