デッド・オア・アライブ


何でもアリ。

うちの愚弟が、俺の趣味嗜好を評してこう言ってました。

確かに当たっとります。本当に面白ければ何でもアリ。

ゲームについて言えば、古いアクションやシューティングをやりこんでると思えば、
最近出たRPGやシミュレーションをやってみたりもするし、
またエロゲーやギャルゲーにもちょくちょく手を出したり。

映画についてもこんな感じでして、
俺が一番好きな映画は「七人の侍」で、一番好きな監督は北野武なんですが、
スタンリー・キューブリックアルフレッド・ヒッチコックも好きだし、
その一方でチャック・ノリスブルース・リーも好んで見てたりしてます。

Vシネマの方はあまり見てないんですが、一応、竹内力哀川翔の代表作には目を通しております。
俳優としての個性というか、クセが強すぎるのが難点といえば難点ですけど、二人ともいい役者ですねェ。
アウトローを演じさせたら、おそらくは当代一じゃないかと。

その二大巨頭が共演するという話が持ち上がれば、そりゃ話題にならないワケがありません。


DOA デッド・オア・アライブ −犯罪者−


それがその映画のタイトルです。

1999年末に劇場公開され、第12回東京国際映画祭アジア映画賞スペシャルメンションという、
権威があるのかないのかよくわからない賞を獲得したらしいこの作品。

娘の治療費で大金を必要とする新宿署のワケあり刑事を哀川翔が演じ、
新興マフィアのボス(中国残留孤児二世)を、竹内力が演じております。

「予測不能なストーリーが度肝を抜く」というキャッチフレーズでしたが、真相はいかに・・・


最初にはっきり言ってしまえば、コイツはB級アクションですわ。
ストーリーよりも、演出や勢いで押してしまおうというタイプの作品。

香港映画に匹敵する激しい銃撃戦とか、糞尿まみれのビニールプールでシャブ中の女を溺死させるとか、
色んな意味で目を引くシーンはあるンですが、ストーリー構成がグスグズで。

予測不能なストーリーというのは、「予想を裏切るor上回る」という意味ではなく、正しくは、
「今後の展開を予想しうるだけの材料を欠く」→「予測不能」
という意味かと。


そんなこんなでストーリー上の必然性などまるで関係なしに、雪崩式に対決となる力&翔。

車で力を轢殺せんと、アクセルを吹かして突進する翔。
そこへ力の舎弟が、手榴弾を片手に車のフロントガラスに正面衝突し、車は大爆発炎上。

様子を見に行ったもう一人の舎弟が、吹き飛ばされた何者かの手首を調べてると、突如銃声が。
逆さになって炎上してる車に目をやると、ドアをこじ開けて、ヨロヨロと我らが翔が這い出て参りました。
血まみれになって左手をぶら下げながらも、右手ではしっかり銃を放さず。

さっきまで乗っていた車は、黒煙をモクモクと吹き上げております。
よく酸欠で死ななかったネ!

でもさすがに効いたのかフラフラになっている彼。
突如傷ついた左手を掴むと、なんと引きちぎってしまいました。
思わず、ピッコロ大魔王みたく「はあっ!」とか言って腕が生えてくるのかと期待してしまいましたヨ。

さて、ここまで来てようやく力兄ィとの対決。
互いに銃を構え、微動だにせずバンバン撃ちまくります。

無論そんな事したら、丁度いい射的のマトになってしまうのは当然のこと。
お互いに何発も銃弾を食らい、耐え切れずに膝をついてしまう二人。

だがそこで翔、切り札のバズーカ砲を背中から取り出す!

「キサマは日々野晴矢か」(うるぁ!)というツッコミはさておき、
重火器による問答無用の破壊劇、これぞB級映画の真骨頂!

となれば対する力兄ィも、それを匹敵するモノを見せてくれるでしょうなァ。
ダイナマイトか?ガトリングガンか?スティンガーか?
それともブラックエンジェルズみたいに、飛んでくるバズーカの弾を素手で掴むか!?

・・・え?

エネルギー弾?

しかも発射した後、日本列島大爆発?

・・・・・。



Q.木星には・・・ジュピターにはいつ着くんだい?

A.この爆発を利用して木星まで飛んでゆくのであります。



このワンシーンだけで、俺の中での最強B級邦画「蘇る金狼」(松田優作版)を上回ってしまいました。
ある意味では、チャック・ノリス「地獄のコマンド」をも凌いでます。

いやァ、映画って本当に素晴らしいですねェ。あはは〜(渇いた笑い)


そういえばこのDOA、同じキャスティングで続編が作られたそうです。

ここで、スペシャルゲストに一言お願い致しましょう。

萬田銀次郎さん、どうぞ。

再犯の早さは、三田佳子の次男も脱帽モノやで。



戻る