What is "Sleeping Sheep"?
「眠れる羊たち」エンブレム
世界中にある傭兵部隊の正確な数はわからない。
その内のほとんどは、腕自慢のゴロツキの集まりである。
しかし中には本当に優秀な部隊もあり、例えば「アメリカ影の特殊部隊」と呼ばれ、
国のトップと繋がりを持つ精鋭揃いの部隊もある。
それが「眠れる羊たち(スリーピング・シープ)」である。
ペンタゴン(アメリカ国防省)やラングレー(CIA)にコネクションを持ち、主にそのルートからの
重要極秘任務を請け負う。
ただし基本は傭兵部隊なので、外部からの要請を受けることもある。
さいとうたかをの傑作「ゴルゴ13」においては、一匹狼の超A級スナイパー・デューク東郷が
その圧倒的な戦闘能力で世界の軍事バランスの一端を握っていたが、スリーピング・シープにも
そういう面が見られる。
ちなみに余談だが、「羊」は単数系も複数形も"sheep"なので、「眠れる羊たち」という訳は正しいのである。
B・B -Burning Blood-
祖国で人を殺してアメリカに密入国し、闇ボクシングを経て傭兵学校に入り、その後スリーピングシープへ。
武器と呼べるものはナイフ一本すら拒み通し、身につけたボクシングの技術や必殺パンチ「10cmの爆弾」で敵を葬る。
白兵戦では無類の強さを誇り、マシンガンの弾丸さえもかわすその動きから、兵士達の間では「雷神」(エミタイ)と呼ばれ畏れられる。
陽の当たる世界に出てプロボクサーになることを夢見ている。
マジシャン -Magician-
女とボクシングが好きな、明るいお調子者。
スリーピング・シープの司令官格。
一通りの戦闘法は心得ているようだが、何が得意なのかは不明。(少なくとも血止めだけは得意な模様)
悪魔VS闘神編では、B・Bのセコンドを務めていた。
もしかするとプロボクサー経験アリ?
傭兵学校の教官。
顔中傷だらけで右目がなく、仲間内では「片目のウヅィ」と呼ばれる。
ただしその渾名で呼べるのは、友達かウヅィと同等の力を持った兵士だけらしい。
教官をしているため、戦場に出て戦うことはやや少ない。
戦場においては、最前線で戦うよりも後方援護を得意とすると推測される。
バイブル -Bible-
神父。
かと言って生臭坊主といった風はなく、むしろその態度は聖職者然としている。
狙撃をはじめとした射撃、銃器の扱いに長けている。
第一次ビアンギ捕虜救出作戦の前哨戦において、敵の銃弾を受けて死亡。
しかし死亡後も、幽霊としてしばしば登場。
ハーバード・ビジネススクールを首席で卒業し、ウォール街で恐れられていた一匹狼の凄腕ヤッピーだったが、何を考えてかスリーピングシープに入隊。
いかにもといった知的な風貌をしている。
気配を殺して背後に忍び寄り、相手の喉をナイフで切り裂くことを得意とする。
その経歴を生かし、悪魔VS闘神編ではマネージャーとして奔走していた。
プロフェッサーと共に記者会見で、スポークスマンを務めたことも。
ソウルマン -Soulman-
自称スティービー・ワンダー。しかし盲目ではない。
ドレッドヘアとサングラスがトレードマークの黒人で、ウォークマンをいつでも手放さない陽気な男。
崖の登坂やラペリング(ロープを使った崖の降下)技術、そしてジャングルでの動きには目を張るものがある。
ドクがチームに入るまでは、マジシャンと共にB・Bのセコンドをしていた。
その後は、エッジ達の補佐をしていたものと思われる。
赤ハナ -Red Nose-
人のよさような小太りの中年オヤジ。
カンザスで肉屋をやっているらしい。
ジャングルにおける食料調達に優れ、また爆弾やトラップに関しても才能を発揮する。
ただしソウルマンとは違い、身軽さには欠けるようだ。
部隊内で一番影が薄い存在で、悪魔VS闘神編ではほとんど台詞がなかった。
プロフェッサー-Professor-
オールバックにサングラスという、その名の通り教授っぽい格好をしている男。
ヘリの操縦に長け、またコンピューターセキュリティやハッキング等の情報技術も得意としている。
学歴は不明だが、知性でエッジとタメを張れるとすればこの男ぐらいか。
悪魔VS闘神編では、ウヅィの傭兵学校で情報セキュリティを一手に引き受ける傍ら、エッジの補佐としてマネージャーやスポークスマンもしていた。
ポパイ -Popeye-
スキンヘッドでサングラスを常に着けている大男。
人間一人を高々と掲げ上げるほどの馬鹿力を持つ。
第一次ビアンギ捕虜救出作戦において、スナイパーに狙撃され死亡。
一卵性双生児。
白兵戦におけるコンビネーションプレイを得意とする。
鍛えればかなりの体操選手になれそうな身のこなしらしい。(ドク談)
悪魔VS闘神編では、ウヅィと共にB・Bのボディガードを務めていた。
そのためか、表立った出番はほとんどなく。
ヨシュア -Joshua-
モヒカンのユダヤ人。
第一次ビアンギ捕虜救出作戦の前に、「最低三人この中の誰かが死ぬ」と予言した。
本人も作戦において、ハインド(攻撃ヘリ)の爆撃を受けて死亡。
ムーン -Moon-
天然パーマで髭の濃い黒人。
B・Bに喧嘩を売ってあっさり負けた。
第一次ビアンギ捕虜救出作戦において、スナイパーに狙撃され死亡。
マペット -Mapet-
中国人占い師のような風貌の男。
手袋人形を使った腹話術が得意。
第一次ビアンギ捕虜救出作戦において、スナイパーに狙撃され死亡。
ドッケン -Dochen-
ロックンローラーみたいな格好をした男。
第一次ビアンギ捕虜救出作戦において、スペツナズナイフを後頭部に受けて死亡。
見せ場は全くナシ。