キャラクター紹介
悪魔 VS 闘神編「鉄拳の悪魔の章」
アマ時代に関東大会準決勝でB・Bを苦しめた、あの中野泰明。
OPBF(東洋太平洋)ジュニアウェルター級チャンプ。
リングネームはやはり「武道館」。
関東大会の責任を取って沖縄の高校に転任したオットセイをトレーナーに迎え、槍のストレートに加えなんと10cmの爆弾をマスターし、B・Bに挑戦状を叩きつける。
そしてジュニアライト級のIBF世界チャンプになるなら対戦するという約束を取りつけ、地獄の減量の末にカルロス・ドミンゴを破り、B・Bとの戦いに臨む。
ところで、オットセイの本名は「乙戸誠」であると、横須賀編の紹介で書いた。
で、苗字の読みは「おとべ」であったはずなのだが、何故か「おつと」に変わっていた。
「オットセイ」という渾名を意識したか?
どちらが公式な名前かは不明。(別にどちらでもいいと思うが)
IBFジュニアライト級世界チャンプ。
フロリダにプール付きの豪邸を持ち、金に対する執念は凄まじい。
しかし金儲けのためだけにリングに上がっているのであって、「ただ戦うため」にリングに上がっているわけではない。
ライト級時代に森山仁にあっさり負け、その直後に手薄だったジュニアライト級の王座に落ち着いたことからも、それが伺える。
B・B曰く、ブリキのチャンピオン。
武道館中野戦において、「爆弾」を心臓に食らって瀕死の重傷を負っただけでなく、多大な精神的ショックも被ってしまい、引退を余儀なくされる。
その後、B・B戦の後で武道館を拳銃で襲撃し、B・Bの10cmの爆弾を顔面に食らって死亡した。
WBAジュニアライト級世界チャンプ。ロシア人。
ソ連シベリア地方の都市、ヤクーツクの出身。
徴兵で軍に行った時にボクシングを始め、その才能を見込まれて体育学校へ入学、イルクーツクへと移る。
しかし父が死に、母が病に倒れたことから全寮制の学校をやめ、民間のボクシングクラブに移籍。
それから、ボクシングの才能を買っていたある共産党幹部の側近として働いていたが、その幹部の不正を告発しようとして逆に、グルになったKGBに目をつけられ、それまでの生活を失ってしまう。
絶望に打ちひしがれてヤクーツクへと帰ったイワンだったが、ミーチャの一言で、再びボクシングを始める決意を固める。
その後ミーチャと結婚して子供も生まれ、ソ連のオリンピックと呼ばれる「スパルタキアード」を始め数々の大会に出場し、優勝。
圧倒的なその強さから「ブリザードの帝王」という渾名を持っていた。
しかしあの党幹部の裏工作により、国際試合に出られない飼い殺しの状態が続く。
その事実を知った直後、妻の勧めもあり、幸運にも出場できることになったオーストリアでの欧州選手権の際にアメリカ大使館へと駆け込み、亡命。
それからペレストロイカによりソ連も状況が変わり、イワンを冷遇した党幹部はシベリア収容所送りとなった。
そしてKGBを通じて共産党に「統一世界王者になったら故郷に帰れる」という約束を取りつけ、打倒B・Bに命を燃やす。
アマ時代は典型的なアウトボクサーだったが、アメリカ亡命後に目を患い、インファイターへと転向する。
しかもその病気が進行性のものであったために、リングへ上がることのできるタイムリミットは着々と近づいている。
統一王者となれるたった一度しかないチャンスを物にするため、香港へのケ大人の下へ赴き、森山仁と同じ「鋼鉄の肉体」の極意を得た。
ちなみにアメリカではボストンを本拠地にしている。