キャラクター紹介
眠れる羊たち編「雷神の章」
シェイドを倒したことによりマフィアから追われる羽目になったB・Bは、身を隠すためマジシャンの紹介でアメリカ某州郊外にあるマーセナリースクール(傭兵学校)に入学した。
その後「CIAの依頼を最低3件こなせば、アメリカの市民権を貰う」という条件つきで、
傭兵部隊スリーピング・シープに入隊する。
しかし死の恐怖は克服したものの、善悪の概念が通用しない戦場の現実に絶望する。
それでもなお人を殺し続けなければならないB・Bは、拳だけで人を殺す殺人機械となることを決意する。
マシンガンの弾丸すらかわし、二つの拳だけで兵士を打ち倒すその圧倒的な強さから、
「雷神」(エミタイ)と呼ばれ、畏れられる。
だが本心では人殺しを嫌っているため、心の奥底ではいつも苦しんでいる。
ところで、B・Bが反政府軍に捕らえられて、大佐から処刑を宣告されるシーンがある。
捕虜への虐待、虐殺は国際法で禁じられているが、傭兵に関してはこの条項は適用されないのである。
豆知識。
アメリカへ密航する最中、海に叩き落とされたかに見えたワカだったが、運良くフィリピンの漁船に拾われ、一命を取り留める。
実はその漁船は、偽装したフィリピンコネクションの密輸船だった。
その後コネクションに入り、麻薬の新ルートを開拓するなど、裏の世界でメキメキと頭角を現す。
海に落ちた時についた傷かどうかはわからないが、右顎から右頬にかけてと左のこめかみから左頬にかけて、二つ大きな傷ができている。
確かにあんな傷を抱えていては、外国で普通に社会生活をするのは難しいかもしれない。
関東大会が終わってからしばらくして、横須賀基地からフィリピンの旧スピック海軍基地に転属となった。
そして現地で直属の上官となったデビッド・J・エドワーズの麻薬密売を追っていたが、その関連でスリーピング・シープの存在を知り、B・Bと再会する。
フィリピンでジェニーという婚約者が出来た。
スリーピング・シープについての情報を仕入れるため、その婚約者を使って軍のコンピューターにハッキングをかけさせるなど、荒くれ者ぶりは一応健在。